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詠みます。 題詠blog参加用ブログ


by hasuikekaede
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001:笑(蓮池尚秋)

笑ってるみたいに見えてそのままにして待つ床に落とした鰤(ぶり)を
# by hasuikekaede | 2009-06-29 02:47
嬉しいことに、今年は去年より期間が長くなったのですね。
思う存分に楽しみたいと思います。
五十嵐様、皆様、よろしくお願いいたします。
# by hasuikekaede | 2009-01-18 21:55
題詠100首2008が終わってもうすぐ一週間が経ちます。
最後のスパートをかけてる時は、早く終えて楽になりたいと
さえ思っていましたが、いざ終ってみると結構寂しいものです。

そこで、中村成志さん主催の「五首選会」に参加させていただく
ことに決めました。


自選五首「顔の歌」

016:%
体脂肪率4%なのに脂性です 顔を洗ってきます

032:すいか
旅先にすいか食べるの下手そうな顔第1位の知らせが届く

077:横
顔色が悪いと人に指摘され鏡を見るとなぜか横わけ

094:沈黙
秘密ではないと言うけど沈黙を決めた横顔アゴにクリーム

098:地下
流れ星見つけたような顔が地下駐車場では違う名を呼ぶ


読み返してみると、全然まとまりのない100首なのですが、
100首のうちの5首も「顔」という字を使っていることに気がつきました。
他にも顔の一部や表情を題材にした歌が何首かあります。
ひょっとしたら、そのあたりが僕の短歌の特徴のひとつなのかも知れません。
今頃気がつきました。
ちょっとした自分発見です。

他にも何か発見されたら教えて頂けると嬉しいです。

投稿歌一覧はこのすぐ下の記事にあります。
選歌して頂くようなレベルではない気もしますが
よろしくお願い致します。
# by hasuikekaede | 2008-11-06 01:18 | 五首選会
001:おはよう
おはよーやおはよばかりでおはようのうがどーしてもききとれません

002:次
悪い虫扱いされたから翅で昆虫図鑑の目次を開く

003:理由
「いっせいのせ」じゃ動けない「いっせいのい」じゃない理由がわからないから

004:塩
もし今日で世界が終わってしまうなら夜食はサッポロ一番の塩

005:放
言わなくていいことばかり正直に君は話すというより放す

006:ドラマ
日曜は見たいドラマがあるからと振られて僕の目からも大河

007:壁
二種類の指紋があった本棚と壁の間に落ちてた写真

008:守
0時発高速バスは窓際の席で秘密が守られている

009:会話
夜空より降る沈黙がトンネルの中での会話くらいに響く

010:蝶
震度2を同時に気づく昼寝する大型犬にとまった蝶と

011:除
足りてない命の分が切除したカラダの一部みたいに月は

012:ダイヤ
結婚は嘘じゃなかった エイプリル・フールに私鉄のダイヤ改正

013:優
「午後予定してた優勝パレードは雨天中止」と寝言で君が

014:泉
苗字ですか?名前ですか?和泉ですか?泉ですか? ビビデバビデブ

015:アジア
トルクメニスタンは曇り レントゲン写真にアジアみたいな影が

016:%
体脂肪率4%でも脂性です 顔を洗ってきます

017:頭
何もかもダメで頭を力なく抱えてる手のホクロから毛が

018:集
ギザギザの10円玉を集めてたことしか思い出してくれない

019:豆腐
ぎこちない敬語のままでもう少し近づきたくて豆腐を削る

020;鳩
ズル休み 波打ち際で動けない鳩は真ん中 海はカタカナ

021:サッカー
石ころを蹴飛ばしながら歩いてるサッカーボールを手に持ちながら

022:低
子の頃の渾名は言わん自転車のサドルが急に低くなっても

023:用紙
再会を祝して乾杯したいけど手には検尿用紙コップ

024:岸
ニンゲンの祖先はサルとサル達に知られる前に彼岸を終える

025:あられ
湿気ってるひなあられでも体内で流れ星へと変わりますけど

026:基
土壇場で自分らしさがあいうえお順に他人の基礎を並べる

027:消毒
消毒をしてない傷が化膿したみたいに月が痛そうな空

028:供
吐き捨てたキシリトールのガム(試供品) もう歩きたくない

029:杖
もう同じ話は飽きて頬杖をつく手を替える 頬は替えない

030:湯気
最初から嘘がよかった 食べかけの肉まんからは最後の湯気が

031:忍
ポケットに忍ばせたのは珍しく記念写真でピースをした手

032:ルージュ
ルビー ビル ルージュ 夕鶴 留守 スリル 流布 フル ルーツ つ、つ、強すぎる

033:すいか
旅先にすいか食べるの下手そうな顔第1位の知らせが届く

034:岡
もしここが岡本太郎美術館だったとしても君しか見ない

035:過去
約束をした日の天気くらいには気になる君の笑えない過去

036:船
終点は幻のまま造船所行きバス発車最終時刻

037:V
今もまだVILLAGE VANGUARDに行けば会える気がして涙が出ない

038:有
コマーシャルよりも短い街角で有名人を見かけた話

039:王子
王子様役を決めてる女子たちに見えない僕は神様の役

040:粘
意味もなく粘り強さを発揮して続くジャンケン空が明るい

041:存在
声だけがしてる間にひとつしかないティラミスの存在を消す

042:鱗
真夜中の体育座りに冷めきったカルボナーラの片鱗を見る

043:宝くじ
きのうまでなかった宝くじ売り場みたいにシャツの襟が立ってる

044:鈴
怖いもの知らずを自称する君がなぜか怯える鈴虫の声

045:楽譜
コンビニで楽譜をコピーする人が8分休符に見える朝4時

046:設
いつもよりタイムマシンの行き先を10分早く設定で寝る

047:ひまわり
本を貸すもしくは借りる為だけの関係上に咲いたひまわり

048:凧
凧揚げをしている絵しか浮かばない どうしても手が離せない訳

049:礼
礼服をクリーニングに出す事は簡単だった 傘を差すより

050:確率
生きている実感よりは夕飯が今日もカレーの確率を知る

051:熊
完全な小熊座流星群になる ファの音があとふたつ揃えば

052:考
わからないことは考えないと決めお好み焼をひっくり返す

053:キヨスク
欲しいのはキヨスクにないものでなくキヨスクでしか売ってないもの

054:笛
突然の見送る朝は口笛を吹くのが上手い順に並んだ

055:乾燥
折り紙でアリバイを折る 食べかけの蜜柑はすでに乾燥してた

056:悩
君だけが忙しそうで悪いから悩んだ末に薄めたコーラ

057:パジャマ
やけどした人差し指が赤くなる 君のパジャマとお揃いになる

058:帽
君の摘むブーゲンビリアの花びらで水泳帽がいっぱいになる

059:ごはん
昼食はチャーハンだったと推理するモヤイがつけたごはん粒から

060:郎
向き合って座った途端メーテルが鉄郎を見るような目になる

061:@
帰らない主をじっと待っている忠犬みたい@(アットマーク)が

062:浅
サンダルを浅く履いてることがもう答えなのかと深読みをする

063:スリッパ
玄関に買ったばかりのスリッパが片方なくてウクレレがある

064:可憐
可憐可憐可憐可憐とだんだんに近づいて来る君の足音

065:眩
蔑んだ言葉の中に通り雨みたいな一瞬眩しい光

066:ひとりごと
ハッキリと言うけど僕は我ながらひとりごとだと滑舌が良い

067:葱
玉葱をカーブで投げる 淡路島産がいちばん曲がるから好き

068:踊
踊ってるようにも見える 謝っているのは僕のせいにも見える

069:呼吸
炬燵から落ちたミカンは過呼吸と雨と目覚まし時計のあいだ

070:籍
秒針がストローだけど在籍者数を数えるふりをしている

071:メール
「三つ目の信号を右に曲がったら上にあるのが月」とメールで

072:緑
2杯目のメロンソーダを飲み終えて見せ合う舌の緑を競う

073:寄
すこしだけ最寄りの駅をはみ出した気持ちは次の駅に着かない

074:銀行
さっきまで晴れていたのに銀行を出たらゴンドラ迷わず走る

075:量
やきそばのソースの量で僕たちが揉めてる隙に家出した猫

076:ジャンプ
もう寝ると起きれないからジャンプして届く高さの朝を引っ張る

077:横
顔色が悪いと人に指摘され鏡を見るとなぜか横わけ

078:合図
決めてない合図で同じ方向に走り出したら手と手が決まる

079:児
遠すぎる過去の微熱に小児用パブロン鼻炎カプセルが効く

080:Lサイズ
間違って買ったLサイズのシャツはロゴのスペルも間違っている

081:嵐
祝福の嵐の中で進化したふたりの奇跡で苺が倍に

082:研
鑑賞用なので研いだりしてません箱根彫刻刀の森では

083:名古屋
初夢で縁起良いのは富士と鷹 ナスビは苦手 代わりに名古屋

084:球
前屈じゃ手を伸ばしても届かない地球がすこし遠くに見える

085:うがい
もし今日が地球最後の日だったら風邪の予防のうがいで終わる

086:恵
哺乳類なのが面影 幸運に恵まれている方だと思う

087:天使
靴紐を結び直している人の背には必ず天使が座る

088:錯
たぶん目の錯覚だった さっきまであったメロンとファスナーの位置

089:減
「この電池減ってないよ」と怠そうに君はマイナス舐めながら言う

090:メダル
渡されたメダルはドリンクチケットで落した物は金の斧です

091:渇
もう喉が渇いて死にそう こんな時なぜ自販機にシュークリームが

092:生い立ち
空腹で死にそうなので生い立ちは一旦置いてカニを食べよう

093:周
周辺の地図を隣で開いてる人こそ僕の中心になる

094:沈黙
秘密などないと言うけど沈黙を決めた横顔あごにクリーム

095:しっぽ
いないはずないひとなのにいないからあるはずのないしっぽがいたい

096:複
日本語は世界で最も複雑と言うが英語のテストは5点

097:訴
目薬をさすと口まで開くことの正当性を訴えている

098:地下
流れ星見つけたような顔が地下駐車場では違う名を呼ぶ

099:勇
この勇気 かたちにしたらハムスターくらいのサイズじゃないかと思う

100:おやすみ
いつもなら歩いて帰る距離なのにバスに乗る人 おやすみなさい
# by hasuikekaede | 2008-11-01 12:53 | 投稿歌一覧

完走報告(蓮池尚秋)

ギリギリのボロボロのヨレヨレですが何とか
完走することができました。
このような素晴らしい機会を与えて下さった
五十嵐きよみ様に心より感謝いたします。

本当にありがとうございました。
# by hasuikekaede | 2008-10-31 16:39